凪都。

なつの観察日記

届かない手紙を

あなたと出会ったとき、私はきっとこの人を好きになると思いました。

たぶん、きっと好きになると。

でも、この感情をあなたに向けるのは失礼だと思い当たり障りなく接しました。

しかし、とあることがあり、良く知った友人になりました。

それから毎日が楽しかった。

一日にあった面白いこと、楽しかったこと、理不尽だったこと...

そんなとりとめもないことを共有できる時間が、あなたの日常の一部に私が居れることがとても嬉しかった。本当に楽しかった。

楽しいことに終わりはつきものです。

わたしは楽しい時間に浸りながらも終わってしまうことに悲しみを感じていました。

でも自分から終わらせようとはしませんでした。

連絡が途絶えるのが苦しかったから、あわれにも会話を続けようとしました。

ごめんね。

数か月の間ものすごく楽しい日々が送れたのはあなたのおかげです。

あなたのおかげでがなり声を出せるようになり好きだった歌もより楽しめるようになりました。

あなたの歌声、ケラケラとした笑い声、いたずらっ子のようなところ、好きです。

わたしに夢を見させてくれてありがとうございました。

 

寒い日が続き、理不尽な目にあうこともありますでしょう。

どうかお体にお気をつけて。

この手紙も、あなたを思っている人間がここにいることもどうかゆっくり忘れてください。

あなたが心穏やかに暮らしていけますように。

楽しい日々をおくれますように。

私のわがままにつきあってくれてありがとう。

 

2023/12/13 19:19 「大好きなお犬様へなぎのみやこから」